2007年 05月 31日
塩持ってこい |
おかずよりも高かったチェリー でもうまかったから許す
ここ最近シャンプーのお客様が多い。
久しぶりのQQばーちゃんとか、この間お泊りに来てたKITTYちゃんとか
BOBOちゃんとか、いろいろ。
どの子も昔から来てくれるお得意さんである。
この子たちを見ててあることを思い出した。
けっこう前のこと。
早めに来てねと言っておいたんであるのに、閉店間際に来て
いますぐ洗ってと言い張る初めて会うおばはんがいた。
家では腹をすかして我が子が待ってると言っても
「割り増し払うから」とまったく引き下がらないこのおばはん。
金の問題じゃねーーんだよっ!
妥協して「そしたら家でシャンプーしようか?」とむつが言った。
(このときは店でシャンプーしてたから。今は家でしている)
その台詞と同時に、このおばはん、店の入り口に貼ってた
雑誌の切り抜きに気が付いた。
「あんたのとこは捨て犬がおるんか?」
「捨て犬なんかそんな汚い子がおるの?」と、そうのたまいよった。
汚れた子ではなく、捨て犬=汚い という意味である。
悪いけども、あなたが今連れているわんちゃんよりも
この子たちのほうがよっぽどお手入れしてもらってる。
シャンプーだってSPAなんだよっ、SPA!
「塩持ってこんかいっ!」 という意味がよくわかった瞬間である。
でも、うちの塩は高級品だからこんなおばはんには使ってやらない。
もちろん伝染する病気には細心の注意を払う。
そういうこと以外で、確かに中には汚れた子たちもいる。
でも、それは洗えばそれで済むことである。たったそれだけのこと。
この子たちが汚い?
実際、そう思ってる人が少なくはないことも知っている。
それはどうしようもないことだけでも、でも頼むからそれを声に出して
言わないで、それを表情に出さないで と思う。
捨てられてしまった子たちに出会って、もしかして一番心が痛むのは
こうした我が同胞である人間の心無い言葉 なのかもしれない。
この子の外見が汚れてしまっているのは
私たちの同胞である人間がそうさせてしまったんである。
汚れているのは人の心・・・・・・・
仔仔が初めてうちにやってきたときも言われたな。
思いっきり顔をしかめて、仔を指差して「わーー、汚いっ」って言ったおばさん。
蔑むような目でこう言ったこのおばさんのことも、まだしっかり覚えてるおかんは
案外ねちっこい性格なのかもしれない。
どう思うのも自由。
でも、そういう台詞は家で言ってくれ。
頼むからわんこの前で言うんじゃねーよ。
ごはんのあと 転寝するのいのいちゃん
人が動くとすぐにその後を追いかけてたのいのいちゃんも
今では少しだけ、自分のペースで行動できるようになった。
食後の逆らえぬ睡魔にまどろむお犬さま
見ているこっちもほっとなごむひと時
安心してお休み
深い深い眼
この瞳をくすませちゃいけない
嫌なことがあっても この瞳に癒される そんなお犬さまとの日々
「文句があるなら六福へいらっしゃいな」 マウスではこれが限界なベルサイユむい
今日の六福動物指数
犬 11匹
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by jyujyu777
| 2007-05-31 20:13
| おかんのつぶやき