2005年 09月 21日
気分と発想の転換 |
コメントくださったみなさまどうもありがとう。
あかんたれなおかんはツデー会社を休んでしまいますた。
寝ました、寝ました、現実逃避な眠りをむさぼりました。
こにゃんこの不在感はまだあるものの、みなさまの慰め、励ましに
だいぶ落ち着いてきましたにゃ。
ということでこの間ちょろっと書いて「ものすごくまた見たく」なった
映画をおととい買ってきたのでそれを鑑賞。
最後のクレジットを見てたらなんと1985年作やって!20年前かい!
「YEAR OF THE DRAGON」
やはり何度見てもええ映画やな。でもこの頃って広東語と中国語の
違いもわからなかった頃。
今回改めて見ると、ジョンさまってけっこう広東語しゃべってたのですね。
しかもなぜかちょっと甲高い声で・・・
ちょびっとあほそうで親近感がわきました。
いや、英語しゃべる彼はとても賢そうなので。
他にも永久保存にしたい映画を買ってきたのでしばらくはこれで
浮世のうさも忘れて現実逃避できそうです。
そ、むちゃくちゃ落ち込んだとき。
おかんはドラマやら映画に没頭します。それこそ寝食忘れて徹夜で見る。
昔占い師に「この子は霞を食って生きていける」と言われたそうです。
20年前、不思議とこの頃のことは思いだしませんでした。
思い出したのはレポーター役の女の人のカシミアのロングコートが素敵で
まねして買ったことや、あの眼の周りをぐるりとアイラインで包むメークにあこがれたことくらいか?
これまで30数年生きてきてそりゃいろいろなことを経験してきたわけだけど
その節目節目で誰かしらおかんを支えてくれた。
27歳、すべてがゼロスタートになって自分の行く道を見失って。
その時もかなりの映画を見た。
この頃はすでに香港映画にどっぷりとはまっていたころ。
1回90分の授業を週2回。もちろん家に帰ってから予習復習。
香港への就職も紹介してもらった。条件も待遇も今よりもずっとよかった。
でも、行かなかった。いや、行けなかった。
自分に「パワー」がなかったから。このままの状態で「ここ」に来ても絶対に負ける。
相手に負けるのではなくて自分自身に負けてしまう。
それでも香港に行きたいという思いは捨てれなかった。
動けるには今しかないと思って1999年12月、ここに来た。
面接して、こちらに来るまで確か2週間もなかった。
その間に住民票の不在届けや、銀行口座の解約や、渡航の準備。
友達への挨拶、親戚への挨拶をした。
この頃はものすごいパワーに満ち溢れておった。
でも憧れの場所は来てしまうとパラダイスではなくなった。
会社は忙しかった。やってもやっても終わらない仕事。
毎晩毎晩1時2時まで働く毎日。
月2回の締めのときはほんとに4時までかかって書類を仕上げた。
昼は昼で電話での応対や、手配、処理に追われる。
時間に追われる日々。
当然体も精神も蝕まれて。
軽いノイローゼか?
人の眼を見て話ができなかったあの頃。
過剰な自己防衛。
精神高揚剤に睡眠薬。
自分がおかしい、このままじゃだめだと気づいたのは
処方してもらった睡眠薬が効かなくなってお医者様に
「これははっきり言ってものすごく体に害がでますよ」と
受け取りのサインまでしてもらわなきゃだめな薬に変わったとき。
山の上のその病院からバスで降りるときに見た香港の夜景。
それでぱっと眼が覚めた。
日々のささないな愚痴や、腹立たしいこと、それは友達と話をして
すっきりできる。
そんな話をできる友人に恵まれたのも感謝。
でも例えば女性だときっとみんなぶちあったであろう30歳になった時の
焦燥感?といったもの。
私も例にもれず落ち込みました。
特に何があるわけでもない、でもすべてに自信がもてなくて
自分は役立たずで、将来女性として、人としてどないするねん!という
漠然とした焦り。
人に言っても消化できないあせりや怒り。
こういうときには殻にとじこもる。
で、映画三昧。
これがおかんの落ち込んだときの過ごし方。
ストーリーに没頭して、見終わったあとのあの「ほぅ」という充実感。
心も頭もニュートラルな状態になってる。
過去のことをくよくよ悔やんでも仕方ない。
「あのときこうしてれば」「ああしてれば」そんな後悔や
人をうらやんでみたり。
こんなことに頭を悩めても何も変わらない。
今あるこの自分は変えれないし、この状況はよくなることもない。
でも時間は過ぎていく。
だったら今から自分のなりたい自分になればいい。
それから人のことも気にしなくなった。
自分は自分の、そして相手には相手のストーリーがある。
こちらから見ると「なんやねん!」と怒ることでも
あちら側から見ると別に深い意味はなかったり。
自分が怒るまえに相手がなぜそう言ったのか、そう思ったのかそれを考えてみると
無駄な怒りがなくなった。
「なるほど相手側からみればこう考えるのも理解できるな」と思えるようになった。
(ちゅうても腹たつときは腹たちますが)
なかなか消化できないこと。
たまには殻にとじこもってみるのもいいかもしんない。
こにゃんこの死、確かに悲しいけれど、このことで命のはかなさや
生きることのすばらしさ、そういったことを教えてもらった。
そう思えば、おかんはきっと昨日よりも強いおかんになってるはずや。
やさしさには強さが必要。
昔見た映画。これを見て過去のことをぐるぐる考えなかった今日のおかん。
ちょっとうれしかった。
なかなか前向きにいっちょるのやない?
いや、映画ってほんとにいいもんですね。
「アクロバットだう」
「うごごごごーーーーー」
ふーごふーごふーご
「あががががががーーー」
「ふぐぐぐぐぐぐぐぐーーーー」
ぶんっぶんっ!
立った!
アクロバット犬か!
「ふがぁぁぁぁぁぁぁ~~~~~」
ぶるんぶるんっ!おとん!
あぶないから早く降りなさい!
今日の六福動物指数
犬 11匹
猫 拾われにゃん2匹
人気ブログランキングへ 元気にいこーーーーーっ!でぽちり!
あかんたれなおかんはツデー会社を休んでしまいますた。
寝ました、寝ました、現実逃避な眠りをむさぼりました。
こにゃんこの不在感はまだあるものの、みなさまの慰め、励ましに
だいぶ落ち着いてきましたにゃ。
ということでこの間ちょろっと書いて「ものすごくまた見たく」なった
映画をおととい買ってきたのでそれを鑑賞。
最後のクレジットを見てたらなんと1985年作やって!20年前かい!
「YEAR OF THE DRAGON」
やはり何度見てもええ映画やな。でもこの頃って広東語と中国語の
違いもわからなかった頃。
今回改めて見ると、ジョンさまってけっこう広東語しゃべってたのですね。
しかもなぜかちょっと甲高い声で・・・
ちょびっとあほそうで親近感がわきました。
いや、英語しゃべる彼はとても賢そうなので。
他にも永久保存にしたい映画を買ってきたのでしばらくはこれで
浮世のうさも忘れて現実逃避できそうです。
そ、むちゃくちゃ落ち込んだとき。
おかんはドラマやら映画に没頭します。それこそ寝食忘れて徹夜で見る。
昔占い師に「この子は霞を食って生きていける」と言われたそうです。
20年前、不思議とこの頃のことは思いだしませんでした。
思い出したのはレポーター役の女の人のカシミアのロングコートが素敵で
まねして買ったことや、あの眼の周りをぐるりとアイラインで包むメークにあこがれたことくらいか?
これまで30数年生きてきてそりゃいろいろなことを経験してきたわけだけど
その節目節目で誰かしらおかんを支えてくれた。
27歳、すべてがゼロスタートになって自分の行く道を見失って。
その時もかなりの映画を見た。
この頃はすでに香港映画にどっぷりとはまっていたころ。
1回90分の授業を週2回。もちろん家に帰ってから予習復習。
香港への就職も紹介してもらった。条件も待遇も今よりもずっとよかった。
でも、行かなかった。いや、行けなかった。
自分に「パワー」がなかったから。このままの状態で「ここ」に来ても絶対に負ける。
相手に負けるのではなくて自分自身に負けてしまう。
それでも香港に行きたいという思いは捨てれなかった。
動けるには今しかないと思って1999年12月、ここに来た。
面接して、こちらに来るまで確か2週間もなかった。
その間に住民票の不在届けや、銀行口座の解約や、渡航の準備。
友達への挨拶、親戚への挨拶をした。
この頃はものすごいパワーに満ち溢れておった。
でも憧れの場所は来てしまうとパラダイスではなくなった。
会社は忙しかった。やってもやっても終わらない仕事。
毎晩毎晩1時2時まで働く毎日。
月2回の締めのときはほんとに4時までかかって書類を仕上げた。
昼は昼で電話での応対や、手配、処理に追われる。
時間に追われる日々。
当然体も精神も蝕まれて。
軽いノイローゼか?
人の眼を見て話ができなかったあの頃。
過剰な自己防衛。
精神高揚剤に睡眠薬。
自分がおかしい、このままじゃだめだと気づいたのは
処方してもらった睡眠薬が効かなくなってお医者様に
「これははっきり言ってものすごく体に害がでますよ」と
受け取りのサインまでしてもらわなきゃだめな薬に変わったとき。
山の上のその病院からバスで降りるときに見た香港の夜景。
それでぱっと眼が覚めた。
日々のささないな愚痴や、腹立たしいこと、それは友達と話をして
すっきりできる。
そんな話をできる友人に恵まれたのも感謝。
でも例えば女性だときっとみんなぶちあったであろう30歳になった時の
焦燥感?といったもの。
私も例にもれず落ち込みました。
特に何があるわけでもない、でもすべてに自信がもてなくて
自分は役立たずで、将来女性として、人としてどないするねん!という
漠然とした焦り。
人に言っても消化できないあせりや怒り。
こういうときには殻にとじこもる。
で、映画三昧。
これがおかんの落ち込んだときの過ごし方。
ストーリーに没頭して、見終わったあとのあの「ほぅ」という充実感。
心も頭もニュートラルな状態になってる。
過去のことをくよくよ悔やんでも仕方ない。
「あのときこうしてれば」「ああしてれば」そんな後悔や
人をうらやんでみたり。
こんなことに頭を悩めても何も変わらない。
今あるこの自分は変えれないし、この状況はよくなることもない。
でも時間は過ぎていく。
だったら今から自分のなりたい自分になればいい。
それから人のことも気にしなくなった。
自分は自分の、そして相手には相手のストーリーがある。
こちらから見ると「なんやねん!」と怒ることでも
あちら側から見ると別に深い意味はなかったり。
自分が怒るまえに相手がなぜそう言ったのか、そう思ったのかそれを考えてみると
無駄な怒りがなくなった。
「なるほど相手側からみればこう考えるのも理解できるな」と思えるようになった。
(ちゅうても腹たつときは腹たちますが)
なかなか消化できないこと。
たまには殻にとじこもってみるのもいいかもしんない。
こにゃんこの死、確かに悲しいけれど、このことで命のはかなさや
生きることのすばらしさ、そういったことを教えてもらった。
そう思えば、おかんはきっと昨日よりも強いおかんになってるはずや。
やさしさには強さが必要。
昔見た映画。これを見て過去のことをぐるぐる考えなかった今日のおかん。
ちょっとうれしかった。
なかなか前向きにいっちょるのやない?
いや、映画ってほんとにいいもんですね。
「アクロバットだう」
「うごごごごーーーーー」
ふーごふーごふーご
「あががががががーーー」
「ふぐぐぐぐぐぐぐぐーーーー」
ぶんっぶんっ!
立った!
アクロバット犬か!
「ふがぁぁぁぁぁぁぁ~~~~~」
ぶるんぶるんっ!おとん!
あぶないから早く降りなさい!
今日の六福動物指数
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猫 拾われにゃん2匹
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by jyujyu777
| 2005-09-21 23:50
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