平凡的幸福

今朝家を出たとたんに雨が。どうも局所的な雨だったようで会社のあるチムサーチョイは

晴れ。上環にだけ降った雨か？

ざーーーっとかなりな雨脚。傘さして急ぐ返工族のおかんの眼に一匹のわんこが飛び込んできました。

歩道の欄干につながれたけっこう大きめのMIX犬。軒下ではなかったのですでにびしょぬれ。

でも身じろぎもせずに前をみつめて座ってました。

足早に通りすぎたのだけどやっぱり気になって振り返ると通勤する人の間にもまれて、それでもじっと座ってました。まさか捨て犬ちゃうやろね？いや、つないだまま捨ててく人もおるし。

むっちゃんに来てもらうか？どうしよう？とりあえず雨から避難やな、と戻ろうとしたとき飼い主と思しき

おばちゃんがいそいそとリードを欄干からはずそうとするところ。

あー、よかった。捨て犬ちゃうねんな・・・そやけどおばちゃんわんこつれての買い物もええがちゃんと軒下のほうにつないだれよ・・・



でもほんまにびしょぬれやったのですよ、けっこう強い雨やったのです。でもこのわんこじーーーーっとお座りして待ってました。すごいな、わんこって。なんとなく切なくてほろりの今朝の出来事。




たいていは家で*「煮飯婆」のおかんですが残業とかになると時間の関係もあって外食です。

ちょうど六福の横はへぼちん**「大發活」。店番しながら食べれるのでいつもここ（かわいそうなおかん）

ここにいつもいる人がいる。

一人はちょっと体の不自由なおばーさん。毎晩毎晩買い物の帰りに六福に寄ってくれます。

毎回小一時間はいるのかな？ただにこにこにこにこしながらわんずやにゃんずを眺めてるだけ。

最近ちょっとだけ話をするようになったのですが自分では何か飼ってるわけではなさそう。

でもよく覚えてるんですよね。

「あ、あの仔おらへんようになったね」

「あ、この仔寒そうにしてるよー」とか。

で、立ったままずーーっとわんにゃんを見てるだけ。にこにこにこにこ。

でもその笑顔はすごい幸せそうなんですわ。



たまにはまじめに・・・





もう一組はこれはへぼちんレストランのお客のカップル。

年は40前後かな？お二人とも耳が不自由なのか会話はすべて手話。必ず男性が先に来て奥さんの食べるものを注文してずっと待ってる。これもほば毎晩同じ光景が繰り広げられる。

で、奥さんがやっと来て少し冷めたであろうご飯を食べるのを見つめてる男の人。

新聞読んだり、おしゃべりしたり。もちろんおしゃべりは手話でなんやけどこれがまた楽しそうなんですよ、笑顔が。もちろん笑い声もないんやけどまるでその声が聞こえそうなくらい楽しそうな表情。

きっと「無駄口」とか「憎まれ口」とか言ってないのかな？声に出して言葉を発することができると「言わんでいいこと」を、「恨み言」を、「傷つける」言葉を発してしまいがちやけど手話という限られた手段での会話はそんな無駄なことしーひんのか？相手に伝えたい思いを一生懸命伝えようとするのかな？

だからこんなに楽しそうなのかなーと（もちろんケンカとかもするでしょうがね）

言葉の無駄使いしてるなーーーー、わし。



この時間体ってちょうど会社も終わって　さ！こりから夜の部（う●この部ともいう）のはじまりということでかなーり疲れてるおかんなのですがこの人たちを見てるとなんとなく「がんばろ」と思えてくるのね。

で、ちょっとわけも無くじーーーんとしてしまう。こういう光景を見るとどーもしんみり、じーーーんとしてしまうおかんです。



右側の仔今日の午後虹の橋へ・・・・はかない命・・・・








不平不満ばっかり言っててもしゃーないね。

小さな、ささやかなこと、それが心の持ちようでものすごい幸福感をもたらせてくれるのかなー。

日々感謝。





ちょっとせつない今日のおかん。

家に帰ったらもっとせつないことが・・・・




そりは・・・・・・・・





↓






税金の申告書・・・・





*「煮飯婆」/「ちゅーふぁんぽー」文字通り飯炊き女。自分をさして言えば場は笑いに。人に対して言うといやみ、皮肉になることも。使用シチュエーションに注意



**「大發活」/へぼ系香港ファミレス。お勧めメニューが3ヶ月近く変わらない、しかも常時メニューもかなり少ないため何回かいくとかなり飽きる・・・同じチェーンファミレスの「大家楽」とか華やかさも違う気がする。

でもこの間の韓国ドラマ「大長今～チャングミ」が香港でぶいぶい人気のころ朝鮮人参のスープとビビンバを組み合わせたセットを発売。その名も「大長参」～だいちょいさむ～。元名と語呂合わせをしたイカスメニュー。実はおかんもはまった。




今日の六福動物指数
犬　13匹
猫　2匹






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