被災動物シェルター

体をきしませながらも、無事に香港に戻ってまいりました。
メッセージ、ADD　OILを送ってくれたみなさまありがとう～。


急遽予定変更で、宮城から栃木へと行き先を変更。
ほんとうにいろいろと思うことあり。
お国に対して、大きな協会に対して、ペットショップ、ブリーダー
法律、これからのこと・・・・・いろいろなことに思うことあり。
ではあるが、連日睡眠時間3時間で5時起きという
ハードな密度の濃い毎日で、なんだか頭もうまくまわっていない。
どこから書こう？と思うけど、まだうまくまとまらないので、
まずは写真から。




早朝の山々




咲き乱れるだいこん草




自然のポピー



大変な思いをしてきた子たちではあるけれど、保護された場所はこんなにも
素敵なところ。




この畑脇の土手がお散歩コース　朝夕たっぷりそれぞれ1時間近くの散歩




早く早く　　　引っ張るんじゃねー







数日前に福島からレスキューされてきた子たち。
おなかの調子が悪い子もいるし、おさまったと思ったらまたゆるくなる。
土手は薬草の宝庫。
様子を見てると、日によって選ぶ草も違う。
ちょっと下痢がひどい子たちが選んでいたのは、細長い草。
おなかのおさまった子たちは食べなくって、具合の悪い子だけが食べている。
すごいなと感心する。



















ものすごい力で引っ張る子たちも、2日目となるとだんだん呼吸があってくる。
昼間の作業中も、こうしてうとうと日向ぼっこをしながら、安心してお昼寝。


いろいろあったんだと思う。
人気の消えた街、飼い主さんもいなく、ご飯も満足ない状態。
想像するだけでも恐怖を感じる。
たくましく生き延びてくれた命たち。
感動するのは、それでもまだ人を信じているということ。
近寄ると、尻尾をブンブン振って、顔を舐めてくれる。
なでてあげると、ごろんと転がって「腹なでろ」とおなかを差し出す子もいる。


生きててくれてありがとう。



善意でできた私設シェルター




ここの子たちは各自個室



今まで自由に過ごしてきたから、部屋にはいるのは嫌がるんじゃないかと思ったら
なんと自分から進んではいっていく。
朝から夕方の散歩までは、お庭で日向ぼっこ。
やさしいみんなに囲まれて、今はのんびりと暮らしている。
帰る日、2匹の子の飼い主さんが判明。
まだ避難所にいるから今すぐ迎えにいけないけど、かならず迎えに行くので
お願いしますと連絡があったらしい。
よかったよかった。



思うこといろいろ。
一時預かりのおうちがもっとあればと思う。
そしてなにより、里親さんになってくれる人・・・


地震で被災した動物も多い
でも、今も保健所で消えていく命がたくさんある
ブリーダーにペットショップ、無責任な飼い主


今回のこの地震被害はほんとうに壮絶なるものだけど、
このことを教訓として、よりよい世界を作るきっかけにしなければと思う。
犠牲のままで終わらせちゃだめなんである。



帰りの成田。
搭乗待ちの待合室。
となりのおじさんの携帯が鳴る。
聞くとももなしに聞くと、どうやら被災地にお手伝いに戻られた方らしい。
「しんどかったのは水汲み。水道使えるのは7月すぎらしいわ」と、電話の向こうに
話している。
7月すぎ・・・・・・・・・・


これからが大事。
息長く力をあわせていくことが大事。


シェルター話はまた続くのであるけれど、
まずはおかんの引越し。
かなりのものがすでにパッキングされて、新居のほうに移動されてた。
お犬さまもシャンプーされてた。
おーー、すごいよむつおさん。
ありがとう。


本格引越しは９日に決定。
これから新居に行ってきます。


いろいろと助けてくれた友人たちに感謝。
ほんとうにほんとうにありがとう！！！！！




今日の六福動物指数
犬　7匹



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