2011年 02月 22日
Goodbye Dear |
分厚い分厚い、生とは、死とは?そういう本を読み終わった、お葬式の前に。
計算しながら読んでいたわけではないけれど、ちょうどお葬式の前夜に
読み終わった。
お葬式、これがひとつの区切りになるかなとは思っていた。
今回利用した葬儀屋さん。
サービスはもちろん前からよかったけども、どうやらリニューアルをしたようで
ハードな面もとってもよくなっていた。
紙でできたフードとか、かわいい骨型の御棺などもあって、お花もその場で買い足すことも
できる。
おかげで、とってもとってもかわいらしい、暖かい感じで冬冬の周りを飾ってあげることができた。
淡いベージュの毛に、春らしいお花がとても映えている。
みなさんからいただいた写真も一緒にアルバムにした。
最近の写真は、記憶が鮮明だからそうでもなかったけど、
一番堪えたのは昔の写真・・・・・・・・
もういないんだ・・・・そう実感してかなりつらい作業だった。
幸いかなりの数の写真があったので、それに没頭して乗り切ることができた。
思い出の写真でもあり、でも写真では到底語りつくせない1つの命の歩み。
でも、後継人さんは写真すら持っていないだろうから・・・きっと喜んでもらえるはず。
ということでピックアップした。
行きの車の中で眺める。
「あ、かわいい」とまっさきに後継人さんが指さしたのは、骨壷に選んだ写真。
「写真を選んでほしい」といわれたときには、どうしようと思ったのであるが、
後継人さんの好みも一緒だったようでほっとする・・・・・・・
いろいろあった。
ほんとうにあった。
自分たちだけで決定できないというもどかしさ。
おしりのできものの手術のとき、退院許可が出てるのに、抜糸まで
入院させておくと言われたときには、ほんとうにもどかしかった。
このときばかりは、実はかなり腹が立ったのだけど、よくよく考えてみれば
これはこの人の愛でもある。
形は違うけど、それは確かに愛で、自分たちで世話できないつらさもあるんであろう
と思えた自分がいた。
ひとつのことに対して、人それぞれ思うこと、考えること、行動することは違う。
けれど、それがどこから来ているのか?それを考えさせてくれるきっかけになったと思う。
けれど、自分たちなりに精一杯はしたけれど、この入院のことだけは
冬冬にはあやまらなければならないこと・・・・
ごめんね・・・・・・・・
逝ってしまってから毎晩彼のためにお祈りをした。
ちょうど2週間たったとき、お祈り中に「ああ、落ち着いたんだ」と思う瞬間があった。
金色の光に包まれた冬冬。
「ありがとう。犬の客さんも人のお客さんも多くてとてもとてもにぎやかで楽しかったよ。
ほんとはもっと生きたかったんだけど、体がもたなかったみたいだよ。
ありがとうありがとう」とメッセージをくれた。
もっと生きたかったというのは、未練というニュアンスではなく、ただただ純粋に
もっともっと楽しみたかったなぁという明るい感じのものであった。
そして、昨日は明るく走り回ってるキミがいた。
愛をいっぱい受け取って、そして私たちにも愛をいっぱい残してくれた。
ありがとうありがとう。
キミの魂が落ち着いたことを知れて、とってもほっとした。
ありがとう。
別れは悲しいことではあるけれど、それは不幸なことではない。
魂は永遠だから。
キミを思うとき、キミは必ずそばにいてくれるから。
涙は愛であり、浄化である。
ぽっかり心に穴のあいた気がするけれど、でも明るく毎日生きようと思う。
もし、逆の立場だったら・・・・やっぱり私は愛する人たちには笑って、幸せに生きていてほしいと
思うから。
キミから教えてもらったこと。
それを他の子に伝えていきたいと思う。
悲しみの中に学びがある。
死は終わりではない、そこから学んだ愛というものを
他の子たちに、次の子たちへと繋げていくこと・・・・・・・
冬冬、ありがとう。そしてお疲れさま。
メッセージ、写真を送ってくださったみなさまもありがとうございました。
そうそう、冬冬の名まえね。
私はずっと冬冬と思ってたのに、後継人さんは「東東」と呼んでたんですって。
葬儀屋さんの名簿を見て「あ、ちゃうやん」と聞いたら、そんな話。
音が一緒というのはいかがなものか?
東はお日様がのぼる方向。
冬の暖かい日のお日様のようなキミ・・・そんな感じがするからいいのかな?
ということで、後継人さんが「冬冬」とう名まえも骨壷に一緒に入れてくれた・・・という話。
大泣きしてるときに知ったこのこと、あーーーーーーーーー、な話ではあるけれど、きっと冬冬も笑ってくれてるはず・・だと思いたい・・・・
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犬 7匹
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by jyujyu777
| 2011-02-22 17:19
| 虹の橋